国立西洋美術館(東京)にある「地獄の門」
その黒い門の前に立つと、まず目に飛び込むのは夥しい人の姿である。
個々の表情は遠目には見えないが、陰惨な地の底で蠢くリアルな肉体の数々が苦悶する様にただ圧倒される。
そこからは嘆き叫ぶ恐ろしい声が聞こえてきそうである。
そんな中にあって、その男だけは思索に耽るかのような顔で、門の中央より上位置に座っていた。
右手の肘を左足にのせる、あのポーズである。
その男は「考える人」として、あまりにも有名だ。
何で?私はポカンとしてしまった。
なぜこんなところにいるのか。
黒い門の彫刻とは別に、ちゃんと「彼」がいる。
予備知識のなかった私はもうびっくりだった。
黒い門は、ロダンの作の「地獄の門」である。
場所は地獄の一丁目ではない。
東京は上野、国立西洋美術館の前庭である。
打ち合わせの時に、担当者とダンテの『神曲』の話になり、ロダンはダンテの熱烈な愛読者だよと聞いて、改めて見てみようと思ったのだった。
『神曲』は地獄篇、煉獄篇、天国篇からなる叙事寓意詩で、ダンテは十三世紀半ばにフィレンツェに生まれた詩人である。
ダンテ自身はその叙事詩のことを『喜曲』と呼んだそうであるから、今日我々が『神曲』のタイトルから受ける印象とはずいぶん異なる。
『神曲』を読んだのは学生の頃だが、哲学の講義でタイトルの変遷を聞いて、興味を抱いたのがきっかけだったと思う。
あれから十五年。
上野の美術館にも何度も足を運んでいるのに、ロダンとダンテのつながりは知らないままだった。
「地獄の門」も見ていたはずなのに、あの目立つポーズに気づかないでいたのだ。
こんなこともあるのだなと思い、久しぶりに『神曲』を読み返した。
物語は詩人ダンテが、ふと気づいたら暗い森の中に迷い込んでいたところから始まる。
ダンテは地獄の門にたどり着き、門をくぐり、地獄巡りを始める。
私が一番面白く読むのは地獄篇である。
地獄というのはどうやら人間界とそう違わないらしい。
救いようのない罪悪人の集まりながら、身近に感じる。
そう思うのは私だけではないだろう。
しかも地獄の門に揚げられている銘文がよい。
長いので一文だけ引用する。
『一切の望みは捨てよ汝ら 我をくぐるもの』
地獄での過ごし方の助言がそれだとしたら、人間界への助言はこうだろうか。
『人を当てにするな』
何とも淋しいことだが、年金や医療費の問題を考えるときなど、国を頼るから腹が立つのだと思う。
こんあときに地獄の門の中でひとり佇む「彼」に気づけたのは天の啓示だったのかもしれない。
社会と自分の関係をしっかり見つめる時だと教えてくれたのだ。
そう思えば納得もする。
それにしても、気になるのは「彼」だ。
地獄を見つめながら、何を考えているのだろう。
ぜひ一度、彼の言葉を聞いてみたいものである。
作家 桂 美人
あたしも「彼」と語り合ってみたいです。
何をじっと考えているのか。
でもきっとそう簡単には語ってはもらえないと思いますね〜
長年の思想は相当なる奥深いものがあるに違いないですから。
氷の量が日増しに増える。
このカラダがかなり熱くなっておるのか欲するのか?うーむ。
折り紙の紫陽花とカエルが玄関を楽しそうに彩る職場。
学校から帰宅する1年生の彼に。。。小声で。。。
「ねえねえ〜知ってる?このカエルさ〜夜中だーれもいない時にね〜動き出すんよ〜」
「えぇー!?」とびっくり顔の彼。
その後シラ〜っといなくなるあたし。。。。
他の子んとこへわざと逃げる。。。。
他の子と「おかえりぃ〜♪」と楽しく歓談。。。。
着替えたりお茶飲んだりバタバタする子供たち。。。
その間ずっと彼は考えておったのでしょう〜
後で近寄ってきて。。。耳元で小声で。。。
「ねえねえ。。。ほんとに動き出すの?」
「そうや〜」
「えぇ〜〜!?」
「ただね、誰かが見てたりすると動かないの。」
「じゃあさーそぉっとこっそり見たら?」
「あ〜だめだめ〜見られてるって思うとピタッて止まっちゃう」
「えぇ〜〜〜〜っっ」
「うふふ♪」
かわいー♪
昔。。。中学生の頃不可解だった。
気ままでわがままで勝気で回りを翻弄する友達が異常にモテてた。
当時はわからなかった。
なぜそんな彼女が異常なほどモテたのかが。
今ならわかる気がする。
彼女は自分に正直だった。
いつもいつも自分を全部出していた。
同性であるあたしにしたらありえないと思うくらい。
なんで人の気持ち考えないかなーと腹立たしいほど。
でも異性からすると見方が全く違って
俺がなんとかしたいって思わせてしまうのでしょう。
もしくは翻弄されたい?
男の人って。。。。
強気で勝気な女性好みますよね?(全員とは言いませんけど)
それって自分が弱さを抱えているからでしょうか?
根本男は仕事を頑張りたいから安心して家を任せられる女性好むのでしょうか?
本能的に自分が支えたいけど実は支えられたいのでしょうか?
実質的に管理された方が楽なのでしょうか?
自分は基本仕事ちゃんとやりたいからあえて管理されたフリするんでしょうか?
女みたいに細かい事ごちゃごちゃ言うと逆に面倒だからでしょうか?
自分黙っていればそのうちウヤムヤになると思ってるのでしょうか?
今さら言っても言う事なんて聞かないって諦めてるんでしょうか?
それって逃げるが勝ちって考えでしょうか?
なんかズルイ。
腹立たしい。
おもしろくない。
仕事さえしてればいいんじゃないのに。
お金持ってくればいいんじゃないのに。
生活水準が潤えばいいんじゃないのに。
全部任せておきながら仕事に逃げるって卑怯だわっっ!!
仕事ほど楽なものないのに。
決まったことやってるだけじゃん。
所詮仕事なんてお金のため生活のため。
外食や旅行や贅沢品。。。そんなのいらない。ほしくない。
物質的なものなんかなんの価値もない。
そんなものでごまかしてほしくない。
なにを求めているのかを知ろうとする心がほしいだけです。