明るかった部屋がいつの間にか薄暗くなっていた。
完全にあの空間に引き込まれていた。
この何ともいえない感覚があるからいいんだよね本は。
ジグソーパズルが急にやりたくなった。
あれって。。。
ひとつの場所にたったひとつのピースしか合わないからいいよね。
同じようでいて同じではないところが。
まるで人間みたいで。
そう考えたら本だってそう。
相性のいい本とは速攻仲良くなって
一気にカラダの中に脳の中に浸透してくる。
じんわりと感情をかきたて心地よいものがにじみ出てくる。
そんな気がする。
出逢えたことに感動し嬉しい気持ちでいっぱいになる。
本は生きてるから。
訴えかけてくるから。
間宮兄弟は素敵な関係。
絡んでくる人たちとのバランスも好きだな。
まっすぐで気取らなくて
自分が気持ちいい状態でいることの心地よさみたいなものを
素直に維持できてるっていうか。。。
いいものはいいとちゃんと感じてるっていうか。。。
まわりに振り回されない自分でいるのがいいな。
振り回されそうになりながらも
迷いながら落ち込みながらも
それでも自分というスタイルがある感じ。
だからといって
自分はこうなんだ!っていう頑固さではなくて
一応受け入れて考えて並べてみて
いろんな人や出来事を自分なりに納得してから消化してる感じ。
いい感じな時間の流れを体感しながら
そばで一緒に眺めている自分がいましたね〜
ふんわりした優しい気持ちになれた気分。
『人生はまだまだ続くし、憎しみからは何も生まれない』
『何も知らないのに好きになるのではなくて、何も知らないからこそ好きになれるのではないか。何も知らないのに心惹かれるからこそ、もっと知りたくなって近づこうとするのではないか。』
『あんなふうにまっすぐに生きていたら。他人の目とか、格好とか、下らないことにしばられずにいたら。』
著者は江國香織さん。
この心地よさをありがとう。